英国の豊かな文化や歴史に触れながら、楽しく英語を学んでみませんか?
ツアーが行われるサフォーク州とノーフォーク州は、英国有数の景観で知られる地域です。美しい海岸や、名高いノーフォーク・ブローズ国立公園といった景勝地とともに、エリザベスが毎年クリスマスに国民向けのスピーチを行う場所として知られるサンドリンガム・ハウス宮殿やオックスボー・ホール、ノリッジ城などの歴史的名勝地を訪れます。また、近代競馬の発祥の地ニューマーケットや大学街として有名なケンブリッジにも足を延ばします。
ゲストの皆様には、下にご紹介する「ザ・ブル(The Bull Inn)を初めとする、古民家を改築した小規模ホテル、またはノリッジ市内にある「メイズ・ヘッド・ホテル(The Maids Head Hotel)」にお泊りいただきます。
The Bull Inn(ザ・ブル)
ザ・ブルはサフォーク州の歴史ある村、ロング・メルフォードに位置します。どっしりとした木骨造りの建物は1450年建立で、オーク材の梁、煉瓦造りの暖炉、木彫、骨董家具といった内装の至る所に長い歴史を垣間見ることができます。古の時に思いを馳せるのには絶好の場所と言えるでしょう。家庭的なホテルでの快適な滞在をお約束します。
日程の都合でザ・ブルにお部屋がご用意できない場合には、市場町や郊外の、いずれも16−17世紀建立の歴史的建造物を改造したホテルを紹介させていただきます。喧騒から離れた田園生活をどうぞお楽しみください。
The Maids Head Hotel(メイズ・ヘッド・ホテル)
メイズ・ヘッド・ホテルはノリッジ市内にある13世紀からの建物を改築した宿泊施設で、大聖堂がある地区に位置します。エリザベス朝からの建築が並ぶ、石畳の通りに面しています。
Day One(第1日目)
朝食後、ホテルの会議室にゲストの皆さんにお集まりいただきます。1週間のツアー内容についての説明があり、英語教育のベテランである指導教官が紹介されます。
本英語コースは、1週間にわたるさまざまな場所の見学と連動する形での授業となります。現地で日常語としての英語を学び、話す機会を持つことで英語力への自信を高めます。
英語の習得では、自分に合った語彙のレベルを把握することがとても重要です。本コースでは、歴史や文化を訪ねるツアーを通して英語への理解を深め、会話力の向上を目指します。
昼食後、サンドリンガム・ハウス宮殿 Sandringhamを訪問し、宮殿内の博物館と庭園を見学します。サンドリンガム・ハウス宮殿は、現君主であるエリザベス2世の唯一の私邸で、女王が家族と共にクリスマスと新年を迎える場所です。1862年から4世代にわたり、英国君主の私邸となってきました。
Day Two(第2日目)
朝食後、車でハンスタントンHunstantonの遊歩道にお連れします。ハンスタントンはビクトリア朝時代から人気の海岸リゾート地です。
ミニ・ゴルフに興じてみるのはいかがでしょう?そのあとパブでの昼食を楽しみます。
午後は、水陸両用車で砂浜を走り、海を航行して、アザラシが戯れる砂州を見学します。
ホテルへの帰路、歴史豊かな市場町、キングス・リンKing’s Lynnに立ち寄ります。
Day Three(第3日目)
3日目の午前中は、それぞれのゲストの語彙や会話の習熟度に合わせた授業が行われます。カリキュラムは第1日目と2日目の活動に基づくものとなります。楽しく授業が進められるよう、ゲストの方の能力に合わせて流動的にカリキュラムを組んでいきます。授業はコーヒーブレイクを1回挟み、昼食時まで行われます。
授業の後、車で昼食に向かいます。英国の代表的な料理「フィッシュ・アンド・チップス」に舌鼓を打って下さい。伝統的な英国ビールもぜひどうぞ。
次に訪れるのはオックスボー・ホールOxburgh Hallです。
お堀に囲まれた壮大な屋敷オックスボー・ホールは15世紀に建てられました。初代所有者トマス・タデナム卿は反逆罪で1462年に処刑され、エドモンド・べディングフィールド卿に嫁いだ彼の妹に屋敷は継がれます。べディングフィールド家はキャサリン・オブ・アラゴン(ヘンリー8世の最初の妻)の執事として寵愛を受けた後、王室との強い繋がりを持ち続けてきました。一族は歴史の流れの中で様々な紆余曲折を経験しましたが、ベディングフィールド家は500年以上経った現在も屋敷に居を構えています。
Day Four(第4日目)
4日目はこれまでの活動の疲れを癒す1日となります。午前中、ノーフォーク湖沼地帯に向かい、クルーズボートでターン川の川下りを楽しみます。景色や波音を楽しみ、リラックスした時間をお過ごし下さい。昼食は、川べりに数あるパブのひとつで召し上がっていただきます。
昼食後はボートに戻り、川岸の村ポッター・ハイハムPotter Heighamに停泊し、村を見学してからホテルに戻ります。
Day Five(第5日目)
5日目はニューマーケットNewmarketを見学の後、昼食をとります。英国の近代競馬の発祥地として知られるニューマーケットではパレス・ハウスPalace House(競馬博物館)を訪れます。博物館では魅力あふれる競馬の歴史が紹介され、世界有数の競走馬がどのように育てられるのかについても理解を深めることができます。博物館のほか、競馬の練習コースや、広大なサラブレッドの飼育牧場National Studの見学も予定しています。競走馬の厩舎では世界に名だたる障害競走「グランドナショナル」の出場馬の姿を目にすることができます。
ニューマーケットで昼食を終えた後、ケンブリッジに向かいます。ケム川のほとりの街ケンブリッジは、1209年創立の世界的に有名な大学、ケンブリッジ大学を擁する街です。アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィンらが学んだことで知られるこの大学の卒業生の中には、ベネディクト・カンバーバッチが映画で演じた数学者のアラン・チューリンや、宇宙学者スティーブン・ホーキンスなどの著名人などもいます。また、白洲次郎も学生生活をここで送りました。
歴史と文化の魅力あふれる古都ケンブリッジは見どころ満載です。街の中を流れるケム川でのボート漕ぎ(パンティング)はいかがでしょう。心ゆくまで散策とショッピングを楽しんで下さい。夕方頃ホテルに戻ります。
Day Six(第6日目)
6日目の午前中は、最後の英語レッスンとなります。5日目までの見学や活動を振り返り、ツアー経験についてのスピーチを準備して発表します。これまでの授業で学んだ文法事項を確認しつつ、スピーキングや、リスニングの力を高めます。
午後は、2つの大聖堂で知られるノリッジNorwichの街を訪れます。ノリッジ大聖堂Norwich Cathedralは1096年建立で、中世の面影をそのまま残す身廊は国内最大級です。ウィリアム征服王の命で王室の要塞として建てられたノリッジ城は、現在博物館と美術館となっています。エリザベス朝の建築が並ぶ石畳の街は必見です。
この日のハイライトは、ロイヤル劇場Theatre Royal訪問と楽屋見学です。1768年3月、国会の制定した劇場認可の法律を国王が裁可し、それまでノリッジ劇場Theatre of Norwichと呼ばれていた劇場が、ロイヤル劇場Theatre Royalとなり、今日に至っています。
アールデコ様式の建築が美しいロイヤル劇場は、ロンドンの演劇街ウェストエンドのミュージカルを含む、全国巡業中のさまざまな演目が上演されています。楽屋だけでなく公演鑑賞ご希望の際には、別料金となりますが、ご手配を致します。
劇場訪問のあと、ホテルに戻る前に時間の余裕があれば、街で最後のショッピングを楽しみましょう。
そしてツアー最後の夜は、送別パーティーで皆様をおもてなしします。思い出となる楽しい時をお過ごしください。
Day Seven(第7日目)
朝食後、ホテルの会議室で歓談後、ツアーの記念品を贈呈致します。
ホテルのチェックアウトの手続きを済ませていただいたあと、ホテル出発となります。そのまま空港に向かわれる方は、代表が車でお見送り致します。また、帰国前にロンドンに滞在を希望する方につきましては、ロンドン滞在時のホテルおよびロンドンまでの交通手段手配のお手伝いを致します。
T.E.L.では以下二つのコースをご用意しております。
Aコース(1クラス 定員6名)
1.2022年4月23日 ~ 5月1日
2.2022年5月21日 ~ 5月29日
3.2022年6月18日 ~ 6月26日
4.2022年7月16日 ~ 7月24日
5.2022年8月13日 ~ 8月21日
Bコース(1クラス 定員12名)
1.2022年5月7日 ~ 5月15日
2.2022年6月4日 ~ 6月12日
3.2022年7月2日 ~ 7月10日
4.2022年7月30日 ~ 8月7日
5.2022年8月27日 ~ 9月4日
Aコースは定員6名(1クラス)で、皆様には古民家を改築したホテルにお泊り頂く予定です。
Bコースは定員12名(1クラス)で、メイズ・ヘッド・ホテル(The Maids Head Hotel)を宿泊施設としてご提供致します。13世紀建造の魅力的なホテルで、Aコースのホテルよりも大規模で部屋数も多く、大会議室を完備しています。
提示された価格はダブル・ルームかツイン・ルームにお2人でお泊り頂く場合が基準となっております。費用には下記が含まれます。
朝食(イングリッシュ・ブレックファスト)付き宿泊費(ツイン・ルームまたはダブル・ルーム)
−宿泊施設および見学の予約費用(自由参加の追加ツアー、ロンドン滞在については別料金)
T.E.L.教官による、英語レッスン代(第1日目、第3日目、第6日目)
T.E.L. 代表による車での送迎、ツアー付き添い
−交通費、燃料費
−駐車代、見学先の入場料金
(注) 本コースは、基礎的な英会話の知識のある方々を対象とさせていただきます。
本コースでは、基本的には日本人ガイドによるツアーは含まれておりませんが、いくつかのツアーにおいて日本人ガイドをご手配することも可能です。